【追悼】重富大輔選手の思い出

JKAは12日、飯塚のスピードスター、重富大輔選手（42＝飯塚）が病気のため、12日に亡くなったと発表した。42歳の若さだった。通夜・告別式は非公表。

重富選手は01年4月1日に選手登録された27期。デビュー時からスピードが抜群で、ツボにはまった時のまくりは強烈。個性的な選手だった。06年にG2第20回ジュニア選手権を制覇した。18年には、第61回ダイヤモンドレースでG1初制覇を飾った。

ずっと好青年で優しい人柄もあり、人望が厚く、選手間でも好かれていた。整備は熱心で、オートレースと真摯（しんし）に向き合っていた。

昨年は8月の伊勢崎オートレースグランプリで通算5回目のSG優出。3着に入り、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦のポイントを獲得した。見事に出場権をつかんだが、開催直前に私病のため無念の欠場をした。最後のレースは、昨年12月14日の飯塚普通開催（優出3着）だった。

通算成績は2529戦552勝、通算優勝は18回。生涯獲得賞金は4億4694万7300円。22年前期のランクはS－32だった。

https://www.nikkansports.com/public_race/news/202204120000931.html